スタッフブログ

2013/09/05アルカリフォスファターゼ(ALP)

提携医療機関の基準値
・104~338U/l

ALPは,骨の成長と関係があるため,成長期に高値を示し,男性は女性より若干高値となります.
脂肪摂取後は,小腸ALPが血中に検出されるようになるため,その分高値を示し1.5~2倍程度の値を示します.
また,妊娠後期になると胎盤ALPが母体の血中に出てくるため,2~3倍程度の値を示すようになります.

健康成人でも脂肪の摂取により,ALPが高くなりやすいので,ボランティア応募の方は,スクリーニング検査前日の午後9時以降に食事を摂らないことが,選抜されるコツです.

2013/09/04総ビリルビン(T-Bil)

提携医療機関の基準値
・0.3~1.2mg/dl

性差はほとんどない(0.1mg/dl程度男性の方が高い).

T-Bilとその分画(直接型,間接型)の測定は,肝疾患の診断や黄疸の鑑別に重要な検査です.
T-Bilは,程度によるが,絶食,水不足,排泄を我慢するなどの強い身体的ストレスで上昇(20~40%前後)します.

健康成人でも空腹や水不足により,T-Bilが高くなりやすいので,ボランティア応募の方は,スクリーニング検査前に適度に水分補給することが,選抜されるコツです.

2013/09/03乳酸脱水素酵素(LDH)

提携医療機関の基準値
・120~245U/l

性差は認められない.

LDHは,あらゆる組織に広く分布するので,高値を示す場合は,どこかの組織で損傷があることを意味します.
この酵素のアイソエンザイム分画は,損傷臓器の推測に診断的意義が高い.

臓器が損傷することにより,LDHが高くなりますので,健康成人のボランティア募集の際は,体に気をつけて,病気にならないことが,選抜されるコツです.

2013/09/02クレアチンキナーゼ(CK,CPK)

提携医療機関の基準値
・男性:50~230U/l
・女性:50~210U/l

成人男性では,成人女性に比べ高値を示す傾向があります.

CPKは,骨格筋および心筋障害の生化学検査として広く利用され,筋疾患の病態を把握する上で重要な検査です.
施設により,測定値が大きく左右され,データの解釈に注意すべき点が多い.

健康成人でも運動することにより,CPKが高くなりやすいので,ボランティア応募の方は,スクリーニング検査前に過度な運動を控えることが,選抜されるコツです.

2013/08/30γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)

提携医療機関の基準値
・男性:79U/l以下
・女性:48U/l以下

成人男性では,成人女性に比べ高値です.

γ-GTPは,程度の差はあるが,大部分の肝疾患で異常が認められ,肝疾患の指標として有用です.
肝疾患以外で異常値となることもありますが,臨床所見により判別されます.

健康成人でもアルコールを摂取した場合,γ-GTPが高くなりやすいので,ボランティア応募の方は,スクリーニング検査前にアルコールを控えることが,選抜されるコツです.

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